護衛艦「さわゆき」(母港:横須賀)艦長時代、来日時にホストしたノルウェー海軍軍艦がタグボートを使わずに出入港していたのを見て、これをマスターすれば災害時にタグボート(曳船)の支援がなくても入港できると考え、風向きが良い時はタグボートの支援なしで出入港する訓練を実施。しらね艦長時もしましたが、蒸気艦の「しらね」の方が簡単だったような気がします。
船乗りの先輩に、「艦長が艦橋にさえいれば不幸にして海難事故が起きた際にも艦長が全ての責任を取ることができる」と聞かされていたことから、出港中は艦長室で仮眠を取ることはせず、ずっと艦橋で勤務していました。すなわち、夜は冷暖房が効かない艦橋の艦長席で寝ていました。
現場の指揮官として責任をとることはもちろん、日頃から責任をとれるよう行動することを心がけていました。
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