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北朝鮮のミサイルへの備えと南西諸島防衛(第4護衛艦隊司令)

当時の第4護衛隊(呉)は就役したばかりの護衛艦「いせ」と「はたかぜ」「さみだれ」「うみぎり」で編制されており、私は「いせ」に乗った初めての隊司令でした。


各護衛艦はそれぞれの任務のためバラバラに行動しており、私の1年4カ月の隊司令としての勤務期間中に4隻が揃ったのはたった一回だけ。航海する艦があれば、ヘリコプターを使ってでもそこに移乗するようにしていました。


したがって4隻のどの艦の乗員より航海日数は多かったのは間違いありません。


当時、北朝鮮が今日同様にミサイル発射を繰り返していたことから、イージス艦を隷下におく司令がイージス艦に乗艦しこれに備えたことから、私は頻繁に南西海域での監視活動に従事していました。事実、母港の呉に入港する回数より、沖縄の港に入港する回数が多かったほどです。


防衛省・自衛隊は、平素から南西諸島の領海・領空とその周辺の海・空域を常時警戒監視するとともに、防衛に必要な情報を収集し、事態の兆候を早期に察知するさまざまな活動を行っています。

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